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なごみだより

どうぞ和んでいってください
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実家に帰って両親、祖父母へ確認したい質問10
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     ここでは実家の両親、祖父母が介護の始まりへと進まないよう、早めに手を打つためのチェック項目を挙げてみます。

     

    必ず両親、祖父母の皆さんに尋ねてみてください。

     

    いや、まずはその前に自分でもチェックしてみましょう!

     

     該当した方は要注意! (答えにくいことを答えやすいように質問します)

     

     

    質問1 「お父さん 毎日靴下は立って履いてる?それとも座って?」・・・

     

     子供でさえも立って靴下を履く習慣がないとバランス力、脚力共に不安定です。できない人はまず靴下を立って脱ぐことから始めましょう。明らかに片足立ちが不安定な場合は、壁の際に立ってもらい安全にやってください。

    定年退職後、何年間も一日中テレビを見て過ごしているお父さんは、かなりの確率でできません。

     

     このような方こそ毎日歯磨きを片足立ちで行うのです。2週間継続できれば身体が変わってきます。

    決め台詞は「今ならまだ間に合うよ、10年後なら無理だろうけど・・・」

    誰でも衰えたくはありません。「今ならまだ・・・そうだな」と背中を押してあげてください。

     

     レベルアップしたら片足で軽く膝を曲げ伸ばし(屈伸)しながら歯磨きができるようになります。

    するとイスからの片足立ちもレベルアップしますよ。

     

     

     

    質問2 「最近よく家の中でつまずいたりすべったりするんだけど、お母さんはそういうことない?」・・・

     

     足が上がっていない証拠です。歩行がすり足になっていないでしょうか?

    滑りやすいもの(新聞紙、チラシ)を含め、普段から床に物が広がってない状態にしましょう。

    すでに家の中を片付ける気力が落ちている場合も考えられます。

     

     

    質問3 「最近階段を上がるのに手すりがないと疲れるんだよね〜、お父さんも絶対手すり要るよね?」・・・

     

    「そんなもん要らない!」と即答したら安心です。

    手すりが必須の場合、普段から歩行能力が落ちており、大腿四頭筋、二頭筋、腸腰筋が弱っている証拠です。

    ウエイトオーバーのケースもあり。

     

     もしイオンなどのショッピングモールへ行く機会があったら、あえて階段を使ってみましょう。

    手すりなしの一段飛ばしで上がれたら素晴らしいですね。

     

     短距離走 速さの秘訣 腸腰筋    筋肉かるた

     

     

    質問4 「お母さん、一人暮らしで掃除機をかけるの辛くない? 私すでに辛いんだけど」・・・

     

     家事全般が姿勢を意識しないと腰が痛くなるものばかりです。これは中高年以降誰でもそれなりに面倒臭さを感じます。

     前 ページに「腰痛を防ぐ」にて注意点を載せてあります。台所へ行って屈む回数、しゃがむ頻度を減らすアイデアを一緒に考えてあげましょう。

    高齢者になる前がタイムリーです。

    高齢者の特徴は、朝食を作るのは平気だけど、夕食を作るのが面倒になる傾向があります。

     

    きみまろさん曰く、「中高年 朝元気 昼まあまあ 夜ぐったり」

    どうやら本当にそうらしいです。

     

     

    質問5 「おばあちゃん、近所に買い物行ったとき、買ったものを持ち帰るのが重くて困ってない?」・・・とか

        「最近牛乳パックを掴み損ねて落として、ダメにしたんだよね・・・同じようなことない?」・・・

     

     困っていたら、握力が落ちていますね。まず握手をして確認してください。

    さらに文字を書いてもらって、筆圧が落ちてないか見てみましょう。

    ご高齢になられると皆ミミズが這ったような文字になりがちです。目が見えなくなっているのと、ペンをしっかり握る力が落ちているかもしれません。

    ここは認知機能のチェックも兼ねてあえて文字を書いてもらいましょう!

     

       娘「お母さん、○○っていう字どんなだったかなぁ?度忘れしちゃって・・・」 

         ちょっと難しいけど必ず書けると思われるその土地ならではの人名地名を聞いてみましょう。

     

       母「そんなのわからないの?」とスラスラ書いて教えてくれたらセーフです。

     

     ミミズが這った文字の場合、普段から字を書く習慣を身に付けて欲しいです。天声人語を書き写す教材などおすすめですよ。

    自分ではなかなか買わないと思いますが、身の周りに置いてあると書きたくなるらしいです。もちろん社会問題にも詳しくなり脳トレになります。

                              

     

    質問6 15分以上連続して歩けるかどうか? 一緒に買い物へ行ってみましょう!・・・

     

     もし途中足にしびれ、痛みが出てくるなら高齢者に多い「脊柱管狭窄症」かもしれません。

    その際は必ず整形外科へ行ってください。

    15分以上の連続歩行は問題なくても、「歩くスピードが落ちてるなぁ」と思うタイミングなら、まだウォーキング習慣で脚力を戻せます。

     一緒に買い物へ行けない場合は・・・

    「お母さんってよくバス旅行に参加してるみたいだけど、周りの人と比べて歩くの速い方でしょう?」と聞いてみましょう。

    「そうね〜だいたい前の方歩くかなぁ」なら安心。

    ある時は一番速く、次の観光地では一番遅いということはまずありません。

    たとえ友人と会話をしながらであっても、速い人はいつも速い、遅い人は必ず遅い。

    中高年層が同年代と比べ、体力のあるなしがわかりやすいのがバス旅行です。

    歩くのが遅くなってきて、周りに迷惑だと感じると旅行へも行かなくなります。

     

     一度に15分が無理でも、細切れでいいから歩いてもらい筋持久力をつけてもらいましょう。

    歩く筋肉は歩くことで補えます。

     

     

    質問7 「お父さんこの体温計壊れてないか調べたいから、脇をちょっとだけ貸して!」・・・

     

    と体温計の電子音のような高音帯の音が聞こえているか、加齢性難聴かどうかをこっそりテストします。

    実家に帰省した時に、テレビのボリュームが大きいとか、親の耳が遠くなってきたように感じることはありませんか。

     

    内耳の蝸牛にある有毛細胞(聴力に関わる細胞)は、一度死滅したら元には戻りません。

    よってある日突然聴力が戻ったということはないのだそうです。

    補聴器を早めに付けることで生活の質は高まり、「さとうさん」と「かとうさん」を聞き間違えたりすることも防げます。

    最近の補聴器は昔と違って見た目も目立たないし、機能も進化しています。

     

     それでも「補聴器を付けていると年寄りに見えるから嫌!」という声が聞こえてきそうですよね。

    フランスで65歳以上の3670人を対象にした実験が行われました。

    難聴があって補聴器を使っていない方は認知機能の低下がみられ、補聴器を使っている方は難聴でない方と同程度の認知機能が維持できていました。

     つまり耳が遠くても補聴器使ってたらボケないけど、使わなかったらボケる可能性が高くなるよっていうはなしです。

     

    それでも見た目を気にしますか? 

    「お父さん、長年その残念な顔で生きてきたんだから、何を今さら気にするのよ」

    身内でなければ言えません。身内だからこそ言えるのです。

     

    どうしても気になる場合は保険適応で人工内耳を埋め込む手術もあります。

     

    ちなみに加齢性難聴は、脳の血流障害が原因となる生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化)、タバコ、アルコール、大きな音量で音楽を聴くなどの習慣がリスクとしてあります。

     

     老いの耳 内緒話は よく聞こえ    

     

    娘「お母さんボケてるのよ」と他の誰かにヒソヒソ話をすると、

     

    母「ボケちゃいないよ!」と聞こえていたことにびっくりするシーンがあります。

     

     高齢者は高音帯の音は聞きにくくなるけど、低音のヒソヒソ話はまだ聞きやすい。

    それは有毛細胞の役割がわかれており、死滅した細胞の位置によるものらしいです。

     

     

     

     

    質問8 「おじいちゃんは確かりんごとみかんだったらりんごが好きだったよね?」  パンタロンとパンジィーのイラスト

        「そうじゃ」

     

        しばらくして・・・

     

        「おじいちゃんは確かりんごとみかんだったらみかんがが好きだったよね?」 

        「そうじゃ」

     

    あらゆる返答がいい加減になってきてないでしょうか?・・・

     

     質問7の聴力と関係しますが、「もしあなたが難聴であったら?」と想像してみましょう。

    最初は聞き返していたのが、何度も何度も聞き返すうちに恥ずかしいと思ったり、面倒に感じるようになりませんか?

    そうなってくると徐々に適当な返事をするようになります。

    いつも決まって返事は「ハイ」「YES」に偏ります。空返事というわけですね。

    「ハイ」「YES」という返事をもらうような質問だけで、結構高齢者との会話は成り立つのです。

     

     あえて「違う」「NO」と答えをもらえる質問をして脳を働かせてみましょう。

    「おばあちゃんは平成何年生まれだった?」とか。

    または、言葉で答えてもらえる質問に切り替えます。

    「東京オリンピックの時、どこに住んで何をしてたの?」と尋ねれば回想療法になります。

    運動や力仕事同様に、考えるとか思い出すという行為はエネルギーを消費します。

     

    社会問題になっている独居老人を狙った訪問販売の営業マンは「ハイ」「YES」をもらう質問をし続けて契約に至ります。

    「今日は寒いですね」

    「はい」

    「〇〇さん、確か膝が悪かったですよね?」

    「はい」

    「膝の痛みがなくなったらいいと思いませんか?」

    「はい」

    「この機械を毎日膝に当てると楽になりますよ、使ってみませんか?

    「はい」

    こんな具合です。

     

    「ハイ」「YES」という返事をもらっているし、明らかな認知症でなければ確かに違法ではありません。クーリングオフという手もありますが、家族がいたらの場合。もし独居老人なら話し相手になってくれたお礼に契約する信じられないケースもあります。

     

     

    質問9 「おばあちゃん 私この前うっかり鍋を空焚きして焦がしちゃったの。同じようなことない?」

     

     臭いと認知機能は密接に関わっていることがわかってきました。

    火をかけた鍋の中の水分がなくなったら臭いですぐわかるはずです。

    しかし嗅覚が落ちていたら、しっかり鍋を焦がしてから気が付くことになります。場合にはしばらく気が付かないなんてことも。

    なごみ客のケアマネさんから聞きます。利用者さんの自宅へ行くと、生ごみがそのままにしてあることがよくあるらしい。

    面倒だからゴミ出しできないだけでなく、臭いがわからないから臭いと思わないらしい。

     

     人間のさまざまな機能が年相応に下がっていきます。特に認知症の特徴では、嗅覚の機能が真っ先に落ちるのだそうです。

    それで料理の味付けが変わったときは気付いてあげないといけないのですね。

     

     認知症かどうか診察に行くべきか?

    その前の段階として先に紹介した「長谷川式」を脳の健康チェックに使ってもらったり、

    もうひとつ「はからめ」もここで紹介しておきます。

     

     「はからめ」とはグローバルエンジニアリング社が医師と協力して作った物忘れチェック臭いキットです。

    私も含めなごみ客さん、ロコモ会員さんら何十人もの方が体験済みです。

    臭いを嗅ぎ分ける能力は誰でも若い頃より低下してきます。ただその間違え方に認知症の方は特徴があるのですね。

    ただ鼻の悪い人の間違え方と、認知機能が衰えている間違え方とでは、間違え方が異なるという点は大変興味深いです。

     これも「長谷川式」同様認知症を決定付けるものではありませんが、診察に行かせるかどうか?迷っているならやってみてはいかがでしょう? ゲーム感覚でできますから。いい香りのカードと悪い香りのカードどちらも沢山用意してあるキットです。

     

     

    質問10 「最近背中で手が届かなくなったんだよね〜お母さん届く?」

     

     右手を上から、左手を下から背中へ回して、握手することができますか?(逆もやってみましょう)

    握手までいかないまでも触れるかどうかを自ら親の前でやってみましょう。こういうシーンを作り出せたら、「どれどれ」とその場でみんながやり始める傾向があります。

     定規、メジャーで指と指の間の離れた数字を見てみましょう。

    理想は手が届くこと、半歩譲って10センチ以内をセーフとします。

    もし30センチ以上離れていた場合、四十肩、五十肩の経験者か、これからそうなる可能性もあります。いくつになっても四十肩五十肩になりますからね。(肩関節周囲炎 最近は年代肩とも呼ぶ)

     30cmオーバーレベルになると、まず困ったことに着替えが億劫になります。

    最終的には自分で着替えができず、ヘルパーさんの助けが必要になるかもしれません。

    女性はブラジャーを背中に手を回して着けるから、まだ手を後ろへ回す機会がありますが、男性は全くと言っていいほどありません。なごみ客さんで試してみると間違いなく男性の方が肩関節硬いです。しかも若いうちから。

     

     対策はお風呂で背中を洗う時、タオルではなくスポンジを使う習慣にすることです。

    私も経験済みですが、「毎日必ずコツコツとやらざるを得ない行動」によって少しずつ肩関節の可動域は変わってきます。

    大円筋、小円筋、広背筋、大胸筋、小胸筋をを毎日使うことで、腕を上げにくくなならないようにしてくれます。

    もちろん日頃からストレッチを行ってもらってもいいのですが、よほどの意識がなければ続かないのですね。

    そして中高年は得意の「忘却力」もアップしてますから。

     だから毎日入浴時に必ず背中をスポンジ洗いさせるわけです。

    (どうしても届かない場所のために、週に1回はタオルを使用)

     

     毎日必ずコツコツ・・・が身体に影響を与える証拠があります。

    右利きの人はとっさに挙手をする際、右手をあげられます。タクシーを止める時、お店で店員さんを呼ぶ時など無意識にそう動かしたくなるのですね。右側の脇の周辺の筋肉(大円筋、小円筋、広背筋)は使われ、左側は使われないという状態が長年にわたって続くようです。すると右手で左側の肩甲骨をタッチした場所に比べ、左手で右側の肩甲骨をタッチした場所は少し上の方になります。

    (逆のパターンの方がいらっしゃいましたが、極めて少数派でした)

     

     

     

    どうでしょう、これらの質問をそのまま、またはアレンジして実家のご両親、祖父母に聞いてみましょう。

    早期発見、早期実行が大切です。

     

    2025年問題 団塊世代が75歳に突入する前にロコモ、認知症を増やさない努力を国民総出でしなければなりません。

    団塊世代とは日本全国で1学年240万人ほどいた年代です。

    2050年問題 今度は私も含めて団塊ジュニアが75歳に突入します。ここは1学年200万人いました。

     

    ところが昨年の出生数は統計開始以来初めて100万人を割り込みそうです。

    多少地域差はありますが、私の年代から見ると今の子供たちの数は半分になるのです。

    1クラス40人の児童がいたのに、これからは20人ですよ、単純計算で。

    保育園の待機児童問題が解消されたくらいで埋め合わせできる人数ではありません。

    日本国が破たんしないためには、社会保障のお金を集めてくれる人数を増やせばいいのですが、そう簡単には増えません。

    むしろどんどん減っていきます。

    ならば集めた社会保障費を極力使わないようにするしか方法はありません。

     

     

     

     

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