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なごみだより

どうぞ和んでいってください
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あとがき
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     この度私は本を書くという作業を行ったことで、さまざまなことを知りました。

    いいストーリーが浮かばず悩む作家さん、締め切りに追われる漫画家さん、皆命を削って書いているということです。

    まず頭の中に数多くの情報をため込まなければなりません。本を買って読み、テレビで高齢者関係の番組があればすべて録画して何度も見ます。そこからさらに自分の体験談も含め内容を構成し、今回は筋肉かるたや祖母、母、自分の川柳まで無理なくどう組み立てて表現するか。

     しかも読みやすくて記憶に残るものをと考えると、極力専門用語ははずし、中学生くらいなら理解できる内容に仕上げました。

    睡眠中に目が覚めることは何度もあり、集中していると食事を摂ることも忘れます。

     頭の中がもやもやして整理できていない苦痛の状態が、少しずつ文字に置き換えていくと雲が抜けたように明るくなってきました。

    これってなんとかハイってやつか?

    いわゆる「筆が乗ってくる」というものなのでしょう。

    最後の方になると書き終えるのが惜しく感じるようにさえなります。

    あんなに苦痛に感じていたのに。

     

     このようにして物書きの先輩方は2作目3作目と書き続けるのでしょう。

    M体質の私はクセになりそうです。

    この忙しかった毎日が愛おしく感じます。

     

    最後にもう一つだけ提案です。

    高齢者は自分史を書いてみてはいかがでしょう。

    この目標を達成する準備は認知症予防になり、周辺の人たちは絶対読んでみたいと思います。

    どういう人生を過ごしてきたのか、あのとき実はあんなこと考えていた、こう思っていたなど一人の人が生きていた証が本という形で残るのです。ただし書き終えた後逝ってしまうかもしれませんが・・・

     

     みんなが当たり前に出版するようになれば、印刷業界は再び活性化し、出版コストが下がるかもしれません。

    直筆が困難な方には昨年株式上場した企業「鎌倉新書」がライフエンディング事業を行ってくれます。

    その人の過去をヒアリングし、代行出版も可能なのです。

     

     もし次作の機会があるなら、同じロコモをテーマにするにしても、最近とても心配な子供のロコモに触れたいと思っています。

    リンダ・グラットン教授は間違いなく日本人の寿命は延び続けると断言しています。

    しかし幼少期にたくさん歩かされた、歩かなければ移動できなかった今の高齢者と、便利な世の中に生まれた今の子供たちでは生活環境が違いすぎます。遊びもそう。健康で長寿な社会に向かうには、子供の頃の最低限の運動経験値が必須であると私は考えてます。

     以前レッドコードという器具を使って運動音痴の中学生を鍛えた経験があります。

    今までずっと体育の成績が「1」でコンプレックスを持っていた男の子が、初めて「3」を取りました。

    2を飛び越えて3です。嬉しいですよね。

    ちょっとした工夫とトレーニング習慣で身体は変わるものです。

     

     夏目漱石の「坊ちゃん」で2階から飛び降りて怪我をした内容が書かれていました。私も2階から飛び降りたことがありますが怪我はしませんでした。その現場にいた祖母の富子さんはハラハラしたことでしょう。もし怪我していたらババ不幸者でした。

    そのような私ですから40代になった今でも海へ釣りに行ったとき、堤防のテトラポットをジャンプして移動することができます。(絶対真似しないように)

     

     今の子供達は2階から飛び降りるか?というと間違いなくしないと思います。

    危険な遊びをした世代とゲームが中心の遊びの世代、怪我をする分岐点となる最低限度の運動能力は著しく低下しています。

    現場の体育の先生の嘆きの声が聞こえてきて、どうすればいいのだろうか?と考えている頃に今回この本は書き上げました。

    子供も大人も高齢者も同じ人間です。身体をいかに長く機能させるかこれからも研究を続けていこうと思います。

    センテナリアンを目指して。

     

     この度は出版の機会を与えてくださったラウンドフラット社の大内社長に感謝いたします。

    これからも御社の一ファンとして健康普及活動をいたします。

     

                                       2017年4月2日  たかぎ りきや

     

     

     

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